ちょっと一息〜健康コラム
ちょっと一息〜健康コラム
文書作成日:2018/04/05


 人生100年時代が現実になろうとしている今、2018年3月、厚生労働省より都道府県別の健康寿命ランキングが発表されました。どんな地域において健康寿命が長いのか、平均寿命とどう違うのかなど、健康に年齢を重ねていくためのヒントについて探ってみました。




 健康寿命の定義は、「健康上の問題で日常生活が制限されることなく生活できる期間」。何をもって健康とするかは国や自治体によって異なりますが、日本では要介護認定を受けていないことを健康と捉える場合が多くみられます。その一方で、平均寿命とは、0歳児があと何年生きられるか、ということを推計したもの。亡くなった人の年齢の平均を出した数字ではありません。いつまでも自分らしく健やかに生きていくためには、平均寿命よりも健康寿命を延ばしていくことが大切です。




 発表されたばかりの健康寿命ランキングの結果は下表の通りです。男性1位は山梨県、女性1位は愛知県でした。山梨県と愛知県については、男女ともに上位3位に入っていることから、健康につながる地域性があると考えられます。ちなみに東京都は男性が24位、女性は38位、大阪府は男性39位、女性34位、最下位は男性が秋田県、女性は広島県という結果でした。






 山梨県では、野菜摂取量が多く、がん検診や特定健康診査の受診率が高いほか、60歳以上の有業割合も全国2位とトップクラス。健康に気を配りながら、元気に働いている高齢者の方々が多いことが健康寿命の引き上げにつながっているようです。
 一方、愛知県は温暖な気候で過ごしやすい地域。自治体で健康づくりを推進するための市民ボランティアの養成をするなど、健康への意識の高さが伺えます。




 秋田県では野菜や魚を塩漬けにした伝統食が多く、塩っ辛いものが多い食生活によって胃がんの発症リスクが高いといわれています。広島県では、自治体としても健康づくりの取り組みを行っているものの、なかなか結果に結びついていないという状況。広島県の場合は健康診断の受診率や野菜摂取量、運動量の低さなど、さまざまな要因が重なった結果、健康寿命が延びていないのではないかと推測されています。

 健康寿命を延ばすには、仕事や趣味、ボランティアなど、多くの人と関わりをもちながら、バランスのよい食生活や体力づくりなどを実践し、日々積み重ねていくことが大事だと考えられています。そして、何よりも毎日を楽しく過ごそうとする気持ちを忘れないことも重要なポイントです。いつまでも生き生きと健康な暮らしを守っていきましょう。


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