福祉経営情報
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文書作成日:2016/11/30


 ここでは、平成28年9月に公正取引委員会から発表された調査報告(※)から、介護サービス利用者とその家族が介護サービス事業者を選ぶ際に特に重視した点をみていきます。




 上記調査結果から、介護サービス利用者とその家族が介護サービス事業者を選択する際に特に重視した点の上位5つを、サービスの種類別にまとめると、以下のとおりです。

 

 5つのサービスすべてにおいて、「料金が手頃である」が1番目もしくは2番目になりました。「利用者又はその家族の家から近い」も、訪問系を除く4つのサービスで2番目以上となりました。介護サービス事業者を選ぶ際には、料金はもちろん、家からの距離も同様に特に重視した点となっていることがわかります。




 料金や家からの距離以外では、「事業所や職員の雰囲気がよい,コミュニケーションが取りやすい・要望が言いやすい」も、すべてのサービスで特に重視した点になりました。 その他、訪問、通所、短期滞在系では、「ケアマネージャーが評価・推薦している」が、居住、入所系では医療機関との協力体制や利用者の受入体制が整っていることが、特に重視される傾向にあります。


 ここで紹介した特に重視した点は、これから介護サービス事業者を選ぶ人たちも重視する点といえます。自施設の現状の振り返り、不十分な部分があれば、見直しや改善を行ってはいかがでしょうか。その取組は、競合施設との差異化にもつながっていくものと思われます。


(※)公正取引委員会「介護分野に関する調査報告書
 平成28年1〜2月に行われた調査です。調査対象は株式会社、社会福祉法人、自治体、居宅サービス利用者等、居宅扱い施設介護サービス利用者等、施設サービス利用者等で、表中の各サービスの概要は次のとおりです。訪問系は訪問介護、訪問入浴介護、定期巡回・随時対応型訪問介護看護など、通所系は通所介護、通所リハビリテーションなど、短期滞在系は短期入所生活介護など、居住系は特定施設入居者生活介護(有料老人ホーム等)、認知症共同生活介護(グループホーム) など、入所系は介護老人福祉施設(特別養護老人ホーム)、介護老人保健施設などとなっています。


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