文書作成日:2023/01/15

2022年12月1日から、スマホアプリによる国税の納付が可能となりました。e-Taxを利用することで毎月の給与の源泉納付にも利用できます。
スマホアプリ納付とは、スマートフォンを利用して、「国税スマートフォン決済専用サイト」にアクセスをし、Pay払い(○○ペイ)を選択し、画面の表示に沿って操作をすることで、国税を納付することができる手続のことをいいます。
@ 利用可能なPay払い
2022年12月末現在、国税を納付することができるPay払い(アプリ)は、次のとおりです。
- PayPay
- d払い
- au PAY
- LINE Pay
- メルペイ
- Amazon Pay
A 利用可能な国税の種類
スマホアプリを利用して納付することができる国税の税目のうち、主なものは次のとおりです。これらについては、本税に加えて加算税や延滞税などの付帯税の納付も可能です。
- 申告所得税及び復興特別所得税
- 消費税及び地方消費税
- 法人税(グループ通算、連結納税を含む)
- 地方法人税(グループ通算、連結納税を含む)
- 相続税
- 贈与税
- 源泉所得税及び復興特別所得税(※)
※ 給与や報酬の源泉所得税の納付など「所得税徴収高計算書」の提出が必要な場合は、e-Taxにより所得税徴収高計算書データを送信後、メッセージボックスに格納される受信通知から「国税スマートフォン決済専用サイト」へアクセスする方法により、納付することができます。紙面を用いた場合には、利用できない点にご留意ください。
B スマホアプリ納付の特徴
スマホアプリ納付の主な特徴は、次のとおりです。
- 事前の手続不要
- 24時間いつでも利用が可能(メンテナンス等一定の場合を除く)
- 決済手数料不要
- 一度の納付手続での上限は30万円(利用するPay払いの設定金額により、これより下がる場合もある)
- 領収証書は発行されない
地方税については、すでにスマホアプリ納付を導入している自治体がありますので、ご利用の経験がある方もいらっしゃるでしょう。
クレジットカードによる納付と比べ、「30万円」という利用上限の低さはあるものの、決済手数料が不要で利用できる点はメリットがあります。国税の納付手段の一つとして、お考えいただくとよいでしょう。
参考:
国税庁HP
「[手続名]スマホアプリ納付の手続」
※文書作成日時点での法令に基づく内容となっております。
本情報の転載および著作権法に定められた条件以外の複製等を禁じます。
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